takeda_san’s blog

KotlinとVRを頑張っていく方向。

バックオフィス担当の専任開発者は本当に必要なのか

お悩みを文書としてストックしておくことで懇親会での話のきっかけに使えそうという動機で書いてます

お悩み

今、主な仕事がバックオフィスのシステム担当なのだけれども、なんだか専任社員を雇ってまでやることではないのではという流れが来そう…
不穏な空気に怯えるクビに最も近い男ことわたくし、必要性について改めて考えてみる。

前提として…

今回の話は私個人を対象とした主語がめちゃめちゃ狭い話なので、バックオフィス担当の開発者全員が・・・という話ではないです。
また、私自身バックオフィス周りのシステム化のお仕事が大好きなので、今後も続けていくために何をしていく必要があるのかを考えるために書ています。
ちなみに20人以下の規模のバックオフィス組織の話をしてます。

社員を雇う必要性

開発者を一人雇うにも中々なお金がかかる。
事業に必要なコアなところは常に変化が必要なので、開発者を多数在籍させてというのはわかる。
じゃあ、あまり事業に変化がないバックオフィスには開発者を張り付けておく必要はないのでは…?という話。
それよりかは、インスタントに必要な時にフリーランスな方とか、工数が多い時には外注のがお安くつくのではという仮定。

この資料によるとエンジニア・プログラマの平均年収はおおよそ600万円らしい。
これに諸経費が乗ると考えると、どうだろうか、私でも委託したほうがよさそうに見えてくる。
https://www.meti.go.jp/press/2017/08/20170821001/20170821001-1.pdf

それではつぎに、専任の開発者がいない場合に何が起きるか考えてみる。

運用

すでに存在するシステムの運用。
日々の障害調査、ちょっとした質問対応。

結果、ひとり雇うまでもない

結論から言うと大抵、兼務の開発者で何とかなるレベルの手間だと思われる。
今のところ、対応の量からして週に2~3回あるかないかぐらい。
これぐらいなら日々の障害や質問対応は、運用チームがあるならお願いするなり、兼務で片手間作業ぐらい。
(もちろん構築時にちゃんと手間がかからないような設計開発、ユーザ導入をしている前提ですが…)
『業務が複雑で歴史的経緯を踏まえた私にしかできません』みたいなのは大抵、資料整理したらほかの人もできる作業な気がします。頑張っていきましょう。

開発

新規開発とか。
軽微な改修、例えば選択項目を増やしてほしいとか、レイアウト調整してほしいとか。

結果、ひとり雇うまでもない

軽微な改修は発生頻度と規模によるのですが、軽微な改修なら片手間作業で、
ある程度量があるなら知り合いのフリー開発者とかにタノンダヨ!とした方が効率的な気もする。

課題と活路

結果、ひとり雇うまでもない。
外注すると『都度契約だとソフトウエアの進化の速度が遅くなり、事業の成長を妨げてしまうのでは…?』みたいな論がありそうですが、案外そうでもない気もしてます。

理由は優先度が低いから

その理由はバックオフィスシステムが、事業全体としての優先度がすごく低いからです。
私もちょっと前まで勘違いしていたのですが、『バックオフィスの膨大な業務量をシステムの手を借りないで捌くなんて無理』みたいなのは妄想っぽいです。
経理も人事も総務も法務も、それぞれプロですから、何だかんだで事業が回ってしまうのです。
悲しいけれどもシステムは、必須ではなく、あったら便利ぐらいなんです。
それぐらいの存在価値のシステムの開発にお金を投下するよりは、サービス改善にお金を使いたいですよね。

それでも、仕事をさせて欲しい

それでも私は仕事をしたい。
『仕事がないなら作ればいいじゃない』ということで、コンサル業、企画業が今後の主戦場になるんじゃなかろうかと思ってます。
バックオフィス組織のエライ人は大抵ソフトウエアにあまり理解がないのですが、そこに粘り強く必要性を提案し続ける。
洗脳と魅力的な企画でソフトウエアを使うとこんなに便利!事業も上向きになるのね!と日々洗脳していく提案作業が、私の生きる道になりそうです。

そのための準備

今のスキルないものが多いので、その習得もしなきゃ…

  • 社内のお客さんを開拓する
    提案先は多いほうがよいので、今までの部署だけではなくふらふらといろんな部署に顔を出す。
  • 浅く広く技術を習得する
    どちらかというと、バックオフィス業務では、多少不便でもすぐに使えるのが尊ばれるような気がしてます。
    そのために様々な課題解決の手段(技術)を知る、試す必要があります。
  • 企画と提案のノウハウを習得する 同じ技術者への企画、提案とビジネス部門の担当者への企画、提案はびっくりするぐらいに観点が違う印象です。
    提案の勘所を抑えるために、場数を増やしていく必要があります。

今の結論

今のままだとクビ。慈悲はない。
これからは、バックオフィスとか経営の課題が降ってくるのを待つのではなく需要の掘り返しと供給のマッチポンプ方式が来る。
また。これを言ってしまえばおしまいだがバックオフィス向けシステムの開発者を欲している会社に転職してしまうのも一つの解決方法。

おわりに

答えもないお悩みを最後まで読んでくれてありがとうございました。
私はこうして生きてるぜ、みたいな話があったらtwitterやコメントなどでゼヒ教えてください!