takeda_san’s blog

KotlinとVRを頑張っていく方向。

財務三表をTableauで見てみよう

きっかけ

くもじいじゃ。

いちばんやさしい会計の教本が無料公開されていたので読んでみたのですが、非常にわかりやすくて良書でございました。
そっとリファレンス用に注文いたしまして、それはそれとして読んだ内容を手を動かして自分のものにしようじゃないかというのが、今回のきっかけです。

book.impress.co.jp

財務三表をTableauで見てみよう

改めて書くほどではないですが、財務三表とは以下の3つの表のことです。

具体的にはこんな感じの表
5ヵ年の業績 | 株式会社サイバーエージェント

の三つの表で大まかな会社の経営状態がわかるものです。
御覧の通り、表そのままの状態だとイマイチわかりずらいですね。
これをビジュアライゼーションして、読みやすくしてみるとこんな感じです。

PL

某C社のPL

f:id:takeda_san:20200321101448p:plain

さっきの表よりは、状態がとらえやすくなったのではないでしょうか。
さらに洞察を得るために他の会社(某M社)のPLと比べてみましょう。

某M社のPL

f:id:takeda_san:20200321101610p:plain

某C社は費用として売上原価が多く占めています。
一方、某M社は販管費が多く見えます。
同じ業界でも、やっている事業によって費用の構造が違うというのが発見でした。

ちなみに両社の決算資料をみたりして、素人ながら理由を考えてみると

某C社が売上原価の比率が高い

主にゲーム事業、広告事業で利益を出しているのですが、なかでも広告事業は販売原価の比率がゲーム事業と比べて高い。
その分が、PLに反映されている。

某M社が販管費の比率が高い

某M社は、テレビCMなど広告宣伝に力を入れています。
その費用がPLに反映されているようです。
また、事業が急激に拡大しているため、それに伴い従業員数も増え人件費も増えているようでした。
(単純に某C社に比べて売上原価がかからない業態という言い方もできそう)

感想

実際に会社の財務諸表を見てみると、微妙に財務三表の書き方が異なっていて自分で解釈をしてみたり、手を動かすことで見落としていた部分に気が付いたりで非常に有意義な試みでした。
財務三表自体、表を図にすることによって、発見や理解を助けるTableauド真ん中なものだと思うので手ごろな課題にお悩みな方は試してみてはいかがでしょうか?

ありがとう師匠、ありがとうApprenticeのみんな

しれっと自分ひとりで作った感で出しているVizですが、作るのにだいぶ苦労しております。
しょぼくれた上に、師匠とほかのApprenticeの方に泣きついて、大いなるヒントをもらいようやく完成に至りました。
課題のチャレンジもそうなのですが、皆様あってのDATA Saber認定制度なのだなぁと改めて思った次第です。

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